少し前に読んだ本【転載】

「ブクログ」からの移管 其の参 です。

◆中世実在職業解説本 十三世紀のハローワーク / グレゴリウス 山田

中世とかその時代の、職業として認知されていたかどうかも怪しい仕事を解説した本。
RPG風なコミカルな内容は、設定資料好きにはたまらない。
解説も面白おかしく書いてあるけど、妙に生々しい。
好きな人が好きなように書いた、正に同人誌。刺さる人にはぶっ刺さる。

 

◆少年の改良 / 町田 康

バンドマンとしか知らなかった町田康さんの書き物に興味を持ち読んでみた。
古い文体と、時代のよくわからない設定なうえ、ふざけているのかと思えるような内容たが、不思議と筋が通っている様で、とりあえず読み切ることができた。
少し物足りないかな。釈然としない感じでモヤっとした。

 

◆自己矛盾劇場: 「知ってる・見えてる・正しいつもり」を考察する / 細谷功

「自分は正しい」と思う自分を省みる本。
自己矛盾の特徴として、自ら気づくことはきわめて難しい事と、他人から指摘されると「強烈な自己弁護」が始まると書かれていた。
強烈な自己弁護を笑うより、指摘されるありがたさに注目したい。
歳をとって其れなりになってくると、他人から指摘されることも少なくなり、「自分は正しい」を強めてしまう。
そうならない様、時々この様な本を読んで、自分を省みる事は必用な事だろうと思う。

 

◆ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く / 岡田 斗司夫

このような未来予想図は、「早くこうなれば良いのに。」と思って読んでいる。
AIに仕事を奪われるなら、さっさと奪ってほしいものだ。
個人的に日本では、少なくとも一人の人生において消滅するものは殆ど無く、全てが混在すると思っているので、何かが消滅するなら体感してみたい。

 

転載分は次で最後かな。