文房具売り場で少し気になっていた加圧式ボールペン。
上を向けても、無重力でも書けると言われても正直必要を感じませんでした。
そんな中仕事現場から「湿った紙は書きにくい」や「濡れた紙に書いてたら書けなくなった」との声。
水中ボールペンは知ってましたが、高価なので無理。
しかしネットで濡れた紙にも書けるとの文句を見つけると、それは気になってた加圧式ボールペンじゃないですか。
すぐに必要性を説明し経費で購入。経費で気になってたものが試せるなんて良いじゃないですか。
今回購入したのはこの2本。
uniの「POWER TANK」と、
トンボ鉛筆の「AirPress」
ユニのパワータンクは「加圧パワー 3000hpa」と3000ヘクトパスカルって、分かんないけど凄そうじゃないですか。
トンボのエアプレスも「現場を支える筆記力」って、なんとも社畜の俺にはゾクゾクするようなコピーじゃないですか。
とりあえず書いてみましょう。
書き味はどちらも書きやすくて良いです。
パワータンクの方がボールペンらしい書き味。持った感じグリップ部分にラバーを多用しているのでバランスが良いです。
エアプレスは少しなめらかな気がします。持った感じは短い丈と、大きめのクリップが邪魔で持ちにくいです。
しかし、大きめのクリップは大きく開きどこにでも挿めそうですし、ストラップホールが有るので首や現場ぶら下げる事も出来ます。
そして本題の濡れた紙にも
上がジェットストリーム。
だんだんかすれて薄くなっていきました。水気が多いと薄くなります。まあこれが普通でしょ。
真ん中パワータンク。
これはすごい!ずーっとインクが出てます。驚きです。水気を拭き取っても定着してました。
下がエアープレス。
少し薄くなっていきますが、ノックで復活します。
この3つの違いは構造によるものがハッキリ出た様です。
ジェットストリームは普通なんで省略するとして。
パワータンクの構造です。
ボールペンのインク部分が完全に覆われてます。たぶんこのケースの中が常に陽圧になっているのでしょう。
なのでずーっとインクが出続けたんだと思います。まさしくパワータンク!
そしてエアープレスの構造。
写真ではわかりにくですが、かなり気密の高い構造です。
リフィル自体は普通ですが、ボールペン自体をケースにしてノックする分気圧が上がる構造だと思います。
なのでかすれてきてもノックで復活するのでしょう。まさしくエアープレス!
(追記:ノックによってリフィル内部の圧をあげるのが正解らしいです)
水場仕事の現場では価格も安く、インクが安定して出せるパワータンクが良さそうと思いましたが、
大部分をラバーで覆われ衝撃に強そうで、気密が高いって事は水にも強そうだし、紐でくくってぶら下げて置けるエアプレスも捨てがたい。
せっかく現物あるので現場で試してもらおうと思います。
2つとも用途によってはかなり良い商品だと思います。
パワーグリップは普通のボールペンっぽいし、かなり書きやすいので普段使いにも良いのでは。
配送の人に持たしたら気に入ってくれそうな感じがします。雨の日なんか特に。
あと使っていて思い出したのが日曜大工の線引き。
鉛筆は削るの面倒なんで普通のボールペンを使っているのですが、上むきでマーキングしてると書けなくなるんです。
その用途には丈の短いエアープレスが良いのではないかと思いました。紐付けてれば落とさないで良いですし。
追記。
こっそり家に持ち帰って色々書いてみましたが、寝っ転がってメモ取れるのは気が付けば愉快でした。
個人的にはエアープレスが持ちにくいけど持ち歩きやすくて気に入りました。