ネットのどこかで読んだんだけど、「日本人は日本の神話を知らないよね」みたいな内容。
まったくだよ、自分の生まれた国の事に興味無さすぎだよな。
そう思って読んでみました。
そもそも古事記は日本最古の歴史書だとか、何時誰が書いただとか、そんな事はウィキペディアに任すとして、
まず読んだのがこれ

古事記
著:梅原 猛
この本はたまたま最初に見つけて買ったものです。
現代語訳がとてもスムーズに理解でき、物語として面白く読ませて頂きました。
天岩戸や因幡の白兎などのシングルカットされたお話が一つのコンセプトアルバムとしてつながった感じがしました。
ただ、名前が覚えにくく登場人物(神?)の関連性がわかりにくく、何度もページを戻ったりして読みましたが、理解したとは言えない感じで読了。
この後に漫画古事記や他の方が書いた古事記を図書館で読んでみたのですが、さらに難解だったり、しっくりこなかったり。
最初に読んだ贔屓目としても梅原さんの古事記は読みやすかったと思います。
そして古事記を読むにあたってブレイクスルーというべき本に出会いました。
この記事はこの本を紹介したいがために書いてます。

愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記
著:ふわ こういちろう 監修: 戸矢 学
漫画版古事記ではあるのですが、歴史漫画の堅苦しさは全く無く、可愛いイラストで4コマ漫画を読むような感覚で読めました。
活字で読んだ内容を見事に補完してくれ、とてもドラマチックでコミカルに描かれており、ややこしい登場人物がわかりやすくいきいきと活躍していく。
ちりばめられた注釈もとても自然に、物語を止めることなく入ってくる。
古事記の面白いところをこだわりを持ってダイジェストにした感じ。
この本はとてもお勧めです。
実際に当時小6の娘に読ませたところ、翌日には活字の古事記を図書館から借りてきて読み、その後の旅行で訪れた神社(熱田神社)で神様について語るほどに。
もう教科書に載せて欲しいくらいです。
知識を蓄える楽しみを知るきっかけはこういうのが良いと思います。
そして再度、梅原 猛ですよ。
ふわさんの書を読んでもう一度梅原さんの書を読むと、頭の中でイメージ豊かな物語が展開され楽しかった。
理解もかなり深まりました。
両方とも出会えて良かったと思える本です。
ここまで読んだのなら気になるこれ

深読み古事記~日本の神話と古代史が100倍おもしろくなる! ~
著:戸矢学 イラスト: ふわこういちろう
もうね。物事を深く考えるってこういう事なんだと。
へー。なるほどー。そういう考えかー。とうなる事請け合い。
さらに古事記を読み返したくなるでしょう。
とにかく日本人なら「古事記」読もうぜ!
活字嫌いなら「愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記」読もう!
この漫画読めば活字の「古事記」もめちゃくちゃ読み易くなるから。是非読もう。
そして自分たちのルーツというべき内容はなんとなくでも知っておこう。
そうしたら退屈な神社も情報の宝庫となって楽しくなるよ。
読みやすい文章でおすすめです。
この本は本気でおすすめ。学校の図書館に置いてほしい。
深読みなので、いきなり読んだら意味わからないかも。